高島市では古くから綿花が栽培され、江戸時代には和服の生地として「縮(ちぢみ)」が織られていたという記録が残っています。
織物は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が交差してできています。緯糸に強く撚(よ)りをかけた糸を使って織った生地を洗うと、緯糸が撚りを戻そうとします。この時、がっちりガードしている経糸と経糸の間で緯糸が盛り上がって凹凸模様となります。これを「シボ」と言い、シボを出した織物を一般に縮・クレープ・楊柳(ようりゅう)などと言います。糸の太さや撚りの回数などでシボの形状や大きさを変化させ、多種類の生地を織ることができます。湧水が豊富で、織りだけでなく撚糸工場が多い高島だからこそなせる技。
汗をよく吸収して、すばやく乾かす。さらっとした肌触りの爽やかな着心地。高島の綿クレープは国内シェア90%。今日も新たな素材開発に取り組んでいます。

  • 道の駅 藤樹の里あどがわ
  • 滋賀県高島市安曇川町青柳1162-1
    https://adogawa.net/
  • 奥琵琶湖マキノグランドパークホテル
  • 滋賀県高島市マキノ町西浜763-2
    http://www.gphotels.jp/